正答2
解説
正解は2です。
食後と空腹時における脂質代謝の変化を問う問題です。
食後はインスリンの作用で脂質の合成・貯蔵が進み、空腹時は脂肪の分解とケトン体合成が進みます。
【選択肢別解説】
1:× 食後は、肝臓で合成されたトリグリセリドがVLDLとして分泌されるため、血中VLDL濃度は上昇します。
2:○ 食後はインスリンの作用で、毛細血管内皮のリポたんぱく質リパーゼが活性化します。
キロミクロンやVLDLのトリグリセリドを分解し、脂肪酸を組織へ取り込ませます。
3:× 脂肪組織のホルモン感受性リパーゼは、インスリンによって抑制されます。
活性化するのは、グルカゴンやアドレナリンが増える空腹時です。
4:× 空腹時は、脂肪組織のトリグリセリドが分解されるため、血中遊離脂肪酸濃度は上昇します。
5:× 空腹時は、肝臓で脂肪酸のβ酸化が進み、ケトン体合成は促進されます。
【ポイント】
リポたんぱく質リパーゼは食後に、ホルモン感受性リパーゼは空腹時に働くと対比して覚えます。
ケトン体は、空腹時に脳や筋肉のエネルギー源となります。