正答4
解説
正解は4です。
消化器疾患ごとに、どの栄養素をなぜ制限または補給するのかを問う問題です。
疾患の病態と栄養素の関係から判断します。
【選択肢別解説】
1:× 胃食道逆流症で制限するのは炭水化物ではなく脂肪です。
脂肪は下部食道括約筋の圧を下げ、胃の排出も遅らせるため逆流を起こしやすくします。
2:× 胃・十二指腸潰瘍では、潰瘍の修復のためにたんぱく質を十分に摂取します。
たんぱく質は制限しません。
3:× たんぱく漏出性胃腸症では、腸管からたんぱく質が失われ低たんぱく血症になります。
たんぱく質は制限せず、高たんぱく質食で補います。
4:○ 脂肪の摂取はコレシストキニンの分泌を促し、胆のうを収縮させます。
胆のう炎では胆のうへの負担と痛みを避けるため、脂肪を制限するのが適当です。
5:× 胆石症で制限するのは炭水化物ではなく脂肪です。
脂肪によって胆のうが収縮すると、胆石発作(疝痛)が誘発されやすくなります。
【ポイント】
胆のう・胆道疾患、膵炎、胃食道逆流症はいずれも「脂肪制限」が基本です。
たんぱく漏出性胃腸症は高たんぱく質・低脂肪食とする点も合わせて覚えます。