A 地域および B 地域の年齢階級別人口と、基準集団の年齢階級別死亡率を表に示す。
A 地域の死亡数は 12,000人、B 地域の死亡数は 12,000人であった。
標準化死亡比は、表中の基準集団を 100とする。
A 地域と B 地域の比較に関して、この表から読み取れる内容の記述である。
最も適当なのはどれか。
1つ選べ。
A 地域の老年人口割合は、B 地域よりも高い。 A 地域の粗死亡率は、B 地域よりも高い。 A 地域の死亡数は、期待死亡数と同じである。 A 地域の期待死亡数は、B 地域の期待死亡数よりも多い。 A 地域の標準化死亡比は、B 地域の標準化死亡比よりも高い。 購入状況を確認しています… 正答 5
解説 正解は5です。
表の年齢階級別人口と基準集団の死亡率から、各地域の期待死亡数と標準化死亡比(SMR)を計算して比べる問題です。
表の基準集団の死亡率は、0〜14歳が人口1万対2、15〜64歳が20、65歳以上が300です。
A地域の人口は0〜14歳240,000人、15〜64歳900,000人、65歳以上300,000人(計1,440,000人)です。
B地域の人口は0〜14歳90,000人、15〜64歳500,000人、65歳以上400,000人(計990,000人)です。
【計算】
期待死亡数=Σ(地域の年齢階級別人口×基準集団の年齢階級別死亡率)
A地域:240,000×2/10,000+900,000×20/10,000+300,000×300/10,000
=48+1,800+9,000=10,848人
B地域:90,000×2/10,000+500,000×20/10,000+400,000×300/10,000
=18+1,000+12,000=13,018人
標準化死亡比=実際の死亡数÷期待死亡数×100
A地域:12,000÷10,848×100≒110.6
B地域:12,000÷13,018×100≒92.2
【選択肢別解説】
1:× A地域の老年人口割合は、B地域より低いです。
Aは300,000÷1,440,000≒20.8%、Bは400,000÷990,000≒40.4%です。
2:× A地域の粗死亡率は、B地域より低いです。
死亡数が同じ12,000人で、人口はAの方が多いためです(Aは人口千対約8.3、Bは約12.1)。
3:× A地域の死亡数は、期待死亡数と同じではありません。
実際の死亡数12,000人は、期待死亡数10,848人より多いです。
4:× A地域の期待死亡数は、B地域より少ないです。
Aは10,848人、Bは13,018人です。
5:○ A地域の標準化死亡比は約110.6で、B地域の約92.2より高いです。
年齢構成の違いを調整すると、A地域の方が死亡の水準が高いことになります。
【ポイント】
粗死亡率は高齢者の多い地域ほど高く出るため、地域間の比較には年齢調整が必要です。
SMRは「実際の死亡数÷期待死亡数×100」で求め、100を超えると基準集団より死亡が多いと判断します。