正答5
解説
正解は5です。
ウイルス性肝炎の感染経路と、肝硬変・NASHの検査所見や病態についての問題です。
【選択肢別解説】
1:× A型肝炎は、血液感染ではなく経口感染が最も多いです。
汚染された水や貝類などの摂取で感染します。
2:× B型肝炎ウイルスは、RNAウイルスではなくDNAウイルスです。
A型・C型・E型肝炎ウイルスはRNAウイルスです。
3:× 肝硬変では、プロトロンビン時間が短縮するのではなく延長します。
肝臓での凝固因子の合成が低下するためです。
4:× 肝硬変では、血中コリンエステラーゼ値が上昇するのではなく低下します。
コリンエステラーゼは肝臓で合成されるため、合成能の低下を反映します。
5:○ NASH(非アルコール性脂肪肝炎)では、肝の線維化がみられます。
脂肪肝に炎症と肝細胞障害が加わり、線維化が進むと肝硬変や肝がんに至ることがあります。
【ポイント】
肝臓の合成能の指標には、アルブミン・コリンエステラーゼ・凝固因子(プロトロンビン時間)があり、肝硬変ではいずれも悪化します。
B型・C型は血液や体液を介して感染し、慢性化して肝硬変・肝がんの原因となります。