正答3
解説
正解は3です。
A群β溶血性連鎖球菌の感染後に起こる急性糸球体腎炎は、免疫複合体が糸球体に沈着して起こる腎炎です。
好発年齢、潜伏期間、症状、検査所見、経過を押さえます。
【選択肢別解説】
1:× 急性糸球体腎炎は、高齢者ではなく小児(学童期)に多いです。
2:× 発症は感染後1〜3日ではなく、1〜3週間ほどの潜伏期間を経てからです。
咽頭炎などの感染がいったん治まったあとに起こります。
3:○ 急性糸球体腎炎は、高血圧を引き起こします。
糸球体濾過量が低下し、ナトリウムと水が体内にたまるためです。
浮腫・血尿とともに主な症状です。
4:× 血清中の補体価は、上昇するのではなく低下します。
免疫複合体の形成で補体が消費されるためです。
5:× 半数以上が慢性化することはありません。
特に小児では大部分が自然に治癒します。
【ポイント】
主な3症状は浮腫・血尿・高血圧です。
急性期は安静と、食塩・水分の制限を中心とした食事療法を行い、乏尿時はたんぱく質やカリウムも制限します。