正答5
解説
正解は5です。
甲状腺ホルモンと副甲状腺ホルモン(PTH)の作用から、各疾患の所見を考える問題です。
【選択肢別解説】
1:× バセドウ病では、血中LDLコレステロール値は上昇するのではなく低下します。
甲状腺ホルモンがコレステロールの代謝を促進するためです。
2:× バセドウ病では、血中TSH値は上昇するのではなく低下します。
甲状腺ホルモンが過剰になり、負のフィードバックで下垂体からの分泌が抑えられるためです。
3:× 橋本病では、基礎代謝は亢進するのではなく低下します。
橋本病は甲状腺機能低下症の代表的な原因だからです。
4:× 副甲状腺機能亢進症では、腎臓でのカルシウム再吸収は抑制されるのではなく促進されます。
PTHは遠位尿細管でカルシウムの再吸収を高めるためです。
5:○ 副甲状腺機能低下症では、テタニーが起こります。
PTHが不足して血中カルシウム濃度が下がり、神経や筋肉が興奮しやすくなるためです。
【ポイント】
甲状腺機能低下症では、LDLコレステロールが上昇し、基礎代謝が低下します。
PTHは骨吸収の促進、腎臓でのカルシウム再吸収の促進とリン再吸収の抑制、活性型ビタミンDの産生促進により、血中カルシウムを上げます。