正答1
解説
正解は1です。
体内の水の出入り(水分出納)について、代謝水・尿・ホルモン調節・汗・不感蒸泄を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 栄養素1 g当たりの代謝水の量は、たんぱく質より脂質の方が多いです。
脂質は水素を多く含み、燃焼で生じる水が約1.07 gと、たんぱく質の約0.41 gを大きく上回ります。
2:× 不可避尿量は、水分摂取量が増えても増加しません。
老廃物を排泄するために最低限必要な尿量で、1日約400〜500 mLとほぼ一定です。
水分摂取で増えるのは随意尿です。
3:× 水分摂取量が不足すると、バソプレシンの分泌は減少するのではなく増加します。
腎臓での水の再吸収を高め、尿量を減らして体内の水を保つためです。
4:× 発汗では、ナトリウムも失われます。
汗にはナトリウムや塩化物が含まれ、大量に汗をかくと水とともに失われます。
5:× 不感蒸泄量は、外気温の影響を受けます。
気温や体温が高いほど、皮膚や呼気から失われる水分が増えます。
【ポイント】
代謝水は1 g当たり脂質約1.07 g、糖質約0.6 g、たんぱく質約0.41 gの順に多いです。
成人の不感蒸泄は1日約900 mL、代謝水は約300 mLが目安です。