K 中学校に勤務する栄養教諭である。
養護教諭より、オンラインゲームを始めてから急に体重が増えた生徒への個別相談を依頼された。
行動変容の準備性を確認するための、生徒への質問として、最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
正答2
解説
正解は2です。
行動変容の準備性とは、トランスセオレティカルモデルの行動変容段階のうち、本人が今どの段階にいるかを指します。
準備性を確かめるには、問題に対する本人の認識や関心を、開かれた質問で引き出します。
【選択肢別解説】
1:× 「ご家族から何か言われていますか」は、周囲の人の反応を尋ねる質問です。
本人自身の関心や変わろうとする気持ちを確かめる質問ではありません。
2:○ 「これまでの体重のグラフを見て、どのように思いますか」は、行動変容の準備性を確かめる質問として適切です。
体重の増加を本人がどう受け止め、改善に関心があるかを、本人の言葉で語ってもらえるためです。
3:× 「ゲーム中に、どのようなものを飲食することが多いですか」は、食行動の実態を把握するための質問です。
準備性ではなく、食生活のアセスメントに当たります。
4:× 「時間を決めてゲームをするようにしてはどうですか」は、質問ではなく行動目標の提案です。
準備性を確かめる前に提案すると、本人の抵抗を招くおそれがあります。
【ポイント】
行動変容段階は、無関心期・関心期・準備期・実行期・維持期の5段階です。
まず段階を確かめ、その段階に合った働きかけを選ぶことが個別相談の基本です。