正答3
解説
正解は3です。
認知症とパーキンソン病について、症状の分類、評価に用いる指標、栄養管理と薬の注意点を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 認知症の中核症状は、記憶障害、見当識障害、実行機能障害、判断力の低下などです。
過食や異食などの食行動異常は、中核症状ではなく行動・心理症状(BPSD)に分類されます。
2:× DESIGN-R®は、褥瘡の重症度を評価するツールです。
認知症のスクリーニングには、改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)やMMSE(Mini-Mental State Examination)を用います。
3:○ パーキンソン病では、筋固縮や動作緩慢が口や喉の筋肉にも及びます。
そのため、食塊の送り込みや嚥下反射が遅れ、嚥下障害がみられます。
誤嚥性肺炎は、パーキンソン病の主な死因の1つです。
4:× パーキンソン病では、振戦や筋固縮によってエネルギー消費量が増えることがあります。
しかし、安静時エネルギー消費量の2倍は過大です。
体重の変化をみながら、適切なエネルギー量に調整します。
5:× レボドパは、食事中のアミノ酸と同じ輸送体を使って腸管から吸収され、脳に運ばれます。
高たんぱく質食と一緒に飲むと吸収が競合して、効果は高まるのではなく弱まります。
【ポイント】
レボドパの効果が不安定な場合は、たんぱく質を夕食にまとめるなど、服薬とたんぱく質の摂取時間をずらす工夫をします。
認知症の行動・心理症状には、徘徊、興奮、妄想、食行動異常などがあります。