K 市保健センターに勤務する管理栄養士である。
乳幼児相談において、男児(8か月、第一子)の母親からの相談に応じている。
母親は、授乳や離乳食の与え方が適切かどうか自信がなく、男児の発育の状態を心配している。
夫は育児に協力的だが、昼間は母親と男児の2人でおり、引っ越してきたばかりで近所に知り合いはいない。
今後に向けた、母親への管理栄養士の助言である。
最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
正答3
解説
正解は3です。
母親は第一子の育児で授乳や離乳食に自信がなく、引っ越してきたばかりで近所に知り合いがいません。
昼間は母と子の2人だけで過ごしており、孤立した育児になりやすい状況です。
発育や離乳は順調なので、今後は母親の不安を軽くし、相談できる仲間や場所をつなぐ支援が大切です。
【選択肢別解説】
1:× 乳児の身長や体重は、日々の測定誤差が大きく、毎日測っても成長の評価には役立ちません。
かえって細かな変動に一喜一憂し、母親の不安を強めるおそれがあります。
2:× インターネットには根拠の不確かな情報も多く、検索することで不安が増すことがあります。
信頼できる相談先として、保健センターなどの専門職を紹介することが望ましいです。
3:○ 保健センターの離乳後期向けの教室に参加すると、次の段階の離乳食の進め方を学べます。
同じ月齢の子をもつ母親と知り合えるため、孤立を防ぎ、悩みを話せる仲間づくりにつながります。
4:× 母親の心配を否定するような言い方は、母親を傷つけ、相談しにくくさせてしまいます。
まずは母親の気持ちを受け止め、順調に育っていることを伝えて安心につなげることが大切です。
【ポイント】
子育て支援では、母親の気持ちに共感し、地域の社会資源(育児教室、子育てサロンなど)につなぐことが重要です。
孤立した育児は、育児不安や虐待のリスクを高める要因になります。