日本人の食事摂取基準(2025年版)において、集団内の半数の者で体内量が飽和している摂取量をもって、EAR が設定された栄養素である。
最も適当なのはどれか。
1つ選べ。
正答3
解説
正解は3です。
推定平均必要量(EAR)は、栄養素ごとに異なる指標(欠乏症の予防、体内の貯蔵量、血中濃度など)をもとに設定されています。
水溶性ビタミンの一部では、摂取量を増やしたときに尿中排泄量が急に増え始める量を「体内飽和量」として用いています。
【選択肢別解説】
1:× ビタミンAのEARは、肝臓内のビタミンA貯蔵量を最低限に維持するために必要な摂取量をもとに設定されています。
体内飽和量にもとづくものではありません。
2:× 2025年版のビタミンB1のEARは、体内飽和量を根拠とする方法から算定方法が見直されています。
体内飽和量をもとに設定された栄養素としては扱われていません。
3:○ ビタミンB2のEARは、尿中へのビタミンB2の排泄量が急に増え始める摂取量(体内飽和量)をもとに設定されています。
集団の半数の者で体内量が飽和している摂取量をEARとしています。
4:× ビタミンB6のEARは、血漿中のピリドキサール5'-リン酸濃度を一定以上に維持できる摂取量をもとに設定されています。
5:× ビタミンCのEARは、血漿中のビタミンC濃度を指標として設定されています。
壊血病の予防に必要な量よりも多い量です。
【ポイント】
EARの根拠は栄養素ごとに異なるため、代表的な栄養素について指標を整理しておきましょう。
なお、2020年版ではビタミンB1のEARも体内飽和量から算定されていました。