K 小学校に勤務する栄養教諭である。
K 小学校では、毎年4月と 10月に児童の身体測定を行い成長曲線を作成している。
10月の身体測定後に、肥満度が高かった児童の保護者に、測定結果と一緒に個別相談の案内を出した。
ある児童(小学5年生男子、10月測定時 11歳0か月)の保護者から相談の希望があり、11月に個別相談を行うことになった。
相談時に、児童の生活習慣と1日の食事内容を聞き取った。
表は、個別相談時に、児童の普段の生活習慣と、塾がある日の食事内容を聞き取った記録である。
この内容をもとに児童と保護者に提案する生活習慣改善の目標である。
最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
正答2
解説
正解は2です。
表から、この児童は4年生から塾が週4回となり、塾の前にコンビニで間食をするようになりました。
塾のある日の17時頃の間食は、メロンパン1個と加糖のサイダー500 mLです。
メロンパン1個(約100 g)は約350 kcal、加糖サイダー500 mLは約200 kcalで、合わせて500 kcalを超えると考えられます。
肥満度が上がり始めた時期とも重なります。
【選択肢別解説】
1:× 給食のおかわりはホワイトシチュー0.3人前程度で、間食に比べてエネルギーの上乗せは小さいです。
児童が楽しみにしている給食を制限すると、意欲を損ねるおそれもあります。
2:○ 塾前の間食は、エネルギーの過剰摂取の最も大きな原因です。
低エネルギーのものに替えることは、塾通いを続けながら実行でき、効果も大きい目標です。
3:× 夕食のおかずを各自の皿に盛ることは、食べ過ぎ防止に役立つ工夫です。
しかし最も大きな問題である間食の改善を優先します。
4:× 塾は週4回あり、塾のない平日は限られます。
児童はスイミングを塾通いをきっかけにやめており、新たに通う負担も大きく、実行しにくい目標です。
【ポイント】
生活習慣改善の目標は、肥満の原因として影響が大きく、本人が実行しやすいものを優先します。
菓子パンと加糖飲料の組合せは、子どもの間食で見落とされやすい高エネルギー源です。