K 小学校に勤務する栄養教諭である。
K 小学校では、毎年4月と 10月に児童の身体測定を行い成長曲線を作成している。
10月の身体測定後に、肥満度が高かった児童の保護者に、測定結果と一緒に個別相談の案内を出した。
ある児童(小学5年生男子、10月測定時 11歳0か月)の保護者から相談の希望があり、11月に個別相談を行うことになった。
相談時に、児童の生活習慣と1日の食事内容を聞き取った。
図は、児童の小学校入学以降の身長、体重、肥満度の記録である。
この児童の身体状況に関する記述である。
最も適当なのはどれか。
1つ選べ。
正答2
解説
正解は2です。
図は、男子の身長・体重成長曲線(パーセンタイル曲線)と肥満度曲線に、この児童の記録を書き込んだものです。
学童の肥満度は、20%以上30%未満が軽度肥満、30%以上50%未満が中等度肥満、50%以上が高度肥満です。
【図の読み取り】
身長は6歳半の入学時から11歳まで、50〜75パーセンタイル付近の曲線に沿って伸びています。
11歳0か月で約142 cmです。
体重は入学時に75〜90パーセンタイル付近でしたが、9歳半頃から曲線を上向きに横切り、11歳で約50 kgと90パーセンタイルを超えています。
肥満度は入学時に約17%で、8歳頃まで17〜19%でした。
8歳半頃に約21%と20%を超え、9歳半頃までは20%台前半で推移しています。
その後10歳で約32%に急上昇し、11歳で約39%に達しています。
【選択肢別解説】
1:× 身長は50〜75パーセンタイル付近に沿っており、11歳0か月として平均的な範囲です。
高い方とはいえません。
2:○ 身長は同じパーセンタイル曲線に沿っているのに、体重は曲線を上向きに横切っています。
身長の伸びに対して体重の増え方が大きくなっています。
3:× 入学時の肥満度は約17%で、20%未満です。
軽度肥満には当たりません。
4:× 現在の肥満度は約39%で、中等度肥満(30%以上50%未満)です。
高度肥満(50%以上)ではありません。
5:× 8歳頃の肥満度は約19%で、それまでとほぼ同じです。
8歳半以降は緩やかな上昇にとどまり、急に上がったのは9歳半から10歳にかけてです。
【ポイント】
成長曲線では、パーセンタイル曲線を横切って上向きに外れていく変化に注目します。
学童の肥満度の区分(20・30・50%)も覚えましょう。