オブジェクト指向に基づく開発では,オブジェクトの内部構造が変更されても利用者がその影響を受けないようにすることができ,それによってオブジェクトの利用者がオブジェクトの内部構造を知らなくてもよいようにすることができる。
これを実現するための概念を表す用語はどれか。
正答1
解説
正解は1です。
オブジェクト指向の基本概念を問う問題です。
問われているのは、オブジェクトの内部構造を利用者から隠し、内部を変更しても利用者に影響が出ないようにする概念です。
【選択肢別解説】
1:○ カプセル化は、データとそれを操作する手続を1つにまとめ、内部の詳細を外部から隠すことです。
利用者は決められた操作だけを使うので、内部構造を知る必要がなく、変更の影響も受けません。
2:× クラス化は、共通の性質を持つオブジェクトをまとめてクラスとして定義することです。
内部構造を隠すための概念ではありません。
3:× 構造化は、プログラムを順次、選択、繰返しの基本構造で組み立てる考え方などを指します。
内部構造を隠すことを表す用語ではありません。
4:× モジュール化は、プログラムを機能ごとの部品に分割することです。
分割すること自体は、内部構造を隠すことを意味しません。
【ポイント】
カプセル化によって内部を隠すことを、情報隠蔽(いんぺい)とも呼びます。
オブジェクト指向の主な概念には、ほかに継承と多相性(ポリモーフィズム)があります。