図は,定量発注方式の在庫モデルを表している。
発注aの直後に使用量の予測が変わって,納品aの直前の時点における在庫量予測が安全在庫量Sから①で示されるXになるとき,発注a時点での発注量Eに対する適切な変更はどれか。
ここで,発注直後の発注量の変更は可能であり,納品直後の在庫量は最大在庫量を超えてはならないものとする。
正答4
解説
正解は4です。
図の定量発注方式では、在庫が発注点Kまで減ったときに一定量Eを発注します。
納品の直前に在庫は安全在庫量Sまで減り、Eが届くとちょうど最大在庫量になる計画です。
つまり、最大在庫量=S+Eです。
【計算】
予測が変わり、納品aの直前の在庫量はSではなくXになります。
そのままEを納品すると、納品直後の在庫量はX+Eです。
最大在庫量S+Eとの差は、(X+E)-(S+E)=X-Sです。
X>Sなので、X-Sだけ最大在庫量を超えてしまいます。
したがって、発注量EのうちX-Sを取り消せば、納品直後の在庫量はちょうど最大在庫量になります。
【選択肢別解説】
1:× E+S-Xを追加発注すると、在庫はさらに増えます。
予測より在庫が多く残る状況なので、追加発注は誤りです。
2:× K+S-Xの追加発注も、在庫を増やす方向なので誤りです。
最大在庫量を超えてはならないという条件に反します。
3:× 取り消す量をK-Xとしても、最大在庫量との差であるX-Sと一致しません。
発注点Kは発注のタイミングを決める値で、取り消す量の計算には関係しません。
4:○ 在庫が予測より多く残る分X-Sだけ発注を取り消せば、納品直後に最大在庫量を超えません。
【ポイント】
図の①は、使用量が予測より少なく、納品直前の在庫がXまでしか減らないことを示しています。
納品直後の在庫量=納品直前の在庫量+納品量という関係から考えると、迷わずに解けます。