社内ネットワークとインターネットの接続点に,ステートフルインスペクション機能をもたない,静的なパケットフィルタリング型のファイアウォールを設置している。
このネットワーク構成において,社内のPCからインターネット上のSMTPサーバに電子メールを送信できるようにするとき,ファイアウォールで通過を許可するTCPパケットのポート番号の組合せはどれか。
ここで,SMTP通信には,デフォルトのポート番号を使うものとする。
正答3
解説
正解は3です。
静的なパケットフィルタリングでは、通信の往路と復路の両方を通すルールを、それぞれ設定する必要があります。
SMTPのデフォルトのポート番号は25で、クライアントであるPCは、送信元に1024以上の任意のポート番号を使います。
【選択肢別解説】
1:× PCの送信元を25、宛先を1024以上としており、送信元と宛先が逆です。
25番を使うのはサーバ側です。
2:× 110はPOP3(Post Office Protocol version 3)のポート番号で、メールの受信に使います。
さらに送信元と宛先の向きも逆です。
3:○ PCからサーバへは送信元1024以上・宛先25、サーバからPCへは送信元25・宛先1024以上です。
往路と復路の両方が正しく許可されています。
4:× 送信元と宛先の向きは正しいものの、110はPOP3のポート番号です。
メールの送信にはSMTPの25番を使います。
【ポイント】
ステートフルインスペクションのファイアウォールなら、往路の通信を記憶して、対応する復路を自動的に許可できます。
主なポート番号として、HTTPの80、HTTPSの443、SMTPの25、POP3の110、IMAPの143を覚えておきましょう。