ノードとノードの間のエッジの有無を,隣接行列を用いて表す。
ある無向グラフの隣接行列が次の場合,グラフで表現したものはどれか。
ここで,ノードを隣接行列の行と列に対応させて,ノード間にエッジが存在する場合は1で,エッジが存在しない場合は0で示す。
正答3
解説
正解は3です。
隣接行列で1になっている組を拾い出し、そのエッジだけを持つグラフを選ぶ問題です。
無向グラフなので行列は対角線に対して対称であり、上半分だけを見れば十分です。
隣接行列から読み取れるエッジは次の6本です。
a行ではbの列だけが1なので、a-bがあります。
b行ではcとdの列が1なので、b-cとb-dがあります。
c行ではdとeの列が1なので、c-dとc-eがあります。
e行ではfの列が1なので、e-fがあります。
d-eの位置は0なので、dとeの間にエッジはありません。
【選択肢別解説】
1:× 図のアは、a-b、c-d、d-e、e-f、cとeを結ぶ上の弧、bとdを結ぶ下の弧で構成されています。
b-cのエッジがなく、行列にないd-eのエッジがあるので誤りです。
2:× 図のイは、a-b、b-c、d-e、e-f、cとeを結ぶ弧、bとdを結ぶ弧で構成されています。
c-dのエッジがなく、d-eのエッジがあるので誤りです。
3:○ 図のウは、a-b、b-c、c-d、e-f、cとeを結ぶ上の弧、bとdを結ぶ下の弧で構成されています。
dとeの間は離れていて、行列の6本のエッジと過不足なく一致します。
4:× 図のエは、選択肢3(図のウ)のエッジに加えてd-eもつながっています。
行列ではd-eは0なので、エッジが1本多く誤りです。
【ポイント】
隣接行列の問題は、まず1の位置からエッジを一覧にし、選択肢との差分(不足と余分)を探すと確実です。
無向グラフの隣接行列は必ず対称になることも確認に使えます。