アプリケーションの変更をしていないにもかかわらず,サーバのデータベース応答性能が悪化してきたので,表のような調査を行うことにした。
調査項目3の作業として,適切なものはどれか。
調査項目|想定原因/1|・同一マシンにほかのシステムを共存させたことによる負荷の増加 ・接続クライアント数の増加によるデータ量の増加/2|・自由度の高い非定型検索による膨大な処理時間を要するSQL文を発行/3|・フラグメンテーションによるディスクI/Oの増加/4|・データベースバッファのメモリ量の不足
正答4
解説
正解は4です。
この問題は、表の想定原因ごとに、それを確かめる調査作業を対応させます。
調査項目3の想定原因は、フラグメンテーション(断片化)によるディスクI/Oの増加です。
データの格納領域が断片化しているかどうかを確かめるには、データの格納状況を調べる必要があります。
【選択肢別解説】
1:× 遅い処理の特定は、調査項目2の非定型検索による重いSQL文の発行を確かめる作業です。
2:× 外的要因の変化の確認は、調査項目1のほかのシステムの共存や接続クライアント数の増加を確かめる作業です。
3:× キャッシュのヒット率の調査は、調査項目4のデータベースバッファのメモリ量不足を確かめる作業です。
4:○ フラグメンテーションは、データの追加や削除を繰り返して格納領域が細切れになる現象です。
格納状況を確認すれば断片化の程度が分かり、再編成の要否を判断できます。
【ポイント】
フラグメンテーションが進むと、1件のデータを読むのに何度もディスクにアクセスすることになり、性能が落ちます。
対策はデータベースの再編成(リオーガニゼーション)です。