オブジェクト指向に基づく開発では,オブジェクトの利用者はオブジェクトの内部構造を知る必要がなく,内部構造が変更されても利用者がその影響を受けることがない。
この概念を表す用語はどれか。
正答1
解説
正解は1です。
オブジェクト指向の基本概念のうち、内部構造を隠して外部への影響を防ぐ考え方を何と呼ぶかを問う問題です。
オブジェクトは、データとそれを操作する手続(メソッド)をひとまとめにしたものです。
【選択肢別解説】
1:○ カプセル化は、データとメソッドを一体化し、内部構造を外部から隠す考え方です。
利用者は公開された操作だけを使うので、内部を変更しても影響を受けません。
この内部を隠す性質を、情報隠蔽ともいいます。
2:× クラス化は、共通の属性や操作をもつオブジェクトをまとめ、ひな形(クラス)として定義することです。
内部構造の隠蔽を表す用語ではありません。
3:× 構造化は、順次・選択・繰返しの3つの基本構造で処理を組み立てる考え方です。
構造化プログラミングの用語で、オブジェクトの内部の隠蔽とは別の概念です。
4:× モジュール化は、プログラムを機能ごとの部品(モジュール)に分割することです。
分割の考え方であり、問題文の性質を直接表す用語ではありません。
【ポイント】
オブジェクト指向の三大要素は、カプセル化・継承(インヘリタンス)・多態性(ポリモーフィズム)です。
「内部を知る必要がない」「変更の影響を受けない」はカプセル化のキーワードです。