式は,投資計画において新設備に投下した資金と回収期間(単位は年)の関係を表している。
Aに入れるべきものはどれか。
投資額=(投下した資金の回収期間)×(投資に基づく年平均総利益+ A )
正答4
解説
正解は4です。
投資額を何年で回収できるかを求める回収期間法の考え方を問う問題です。
回収に使えるのは、利益だけでなく、実際には現金が出ていかない費用の分も含めた資金です。
【選択肢別解説】
1:× 年間製造原価は、利益を計算する段階ですでに差し引かれている費用です。
実際に現金が出ていく費用なので、回収に使える資金として利益に加えることはできません。
2:× 借入金の支払利息は、実際に現金で支払う費用です。
回収に使える資金を増やすものではないので、利益に加えるのは誤りです。
3:× 設備の維持費用も、実際に現金で支払う費用です。
利益に加えると、回収に使える資金を多く見積もってしまいます。
4:○ 減価償却費は、利益の計算では費用として差し引かれます。
しかし実際には現金が出ていかないので、その分の資金は手元に残ります。
したがって、年平均総利益に年平均減価償却費を加えたものが、毎年回収できる資金になります。
【ポイント】
「利益+減価償却費」は、毎年の現金の増加額(キャッシュフロー)の簡易な目安です。
回収期間=投資額÷(年平均利益+年平均減価償却費)と覚えます。