修了試験 2016-12-11実施分 基本情報技術者試験 問19
Javaなどのバイトコードプログラムをインタプリタで実行する方法と,コンパイルしてから実行する方法を,次の条件で比較するとき,およそ何行以上のバイトコードであれば,コンパイル方式の方がインタプリタ方式よりも処理時間(コンパイル時間も含む)が短くなるか。 〔条件〕 (1) 実行時間はプログラムの行数に比例する。 (2) 同じ100行のバイトコードのプログラムをインタプリタで実行すると0.2秒掛かり,コンパイルしてから実行すると0.003秒掛かる。 (3) コンパイル時間は100行当たり0.1秒掛かる。 (4) コンパイル方式の場合は,プログラムの行数に関係なくファイル入出力,コンパイラ起動などのために常に0.15秒のオーバヘッドが掛かる。 (5) プログラムファイルのダウンロード時間など,その他の時間は無視して考える。
正答4
解説
正解は4です。 インタプリタ方式とコンパイル方式の処理時間を、プログラムの行数nの式で表して比べる問題です。 条件から、1行当たりの時間を求めて式を立てます。 【計算】 インタプリタ方式は100行で0.2秒なので、1行当たり0.002秒です。 インタプリタ方式の処理時間は0.002n秒です。 コンパイル後の実行は100行で0.003秒なので、1行当たり0.00003秒です。 コンパイルは100行で0.1秒なので、1行当たり0.001秒です。 コンパイル方式の処理時間は0.15+0.001n+0.00003n=0.15+0.00103n秒です。 コンパイル方式が短くなる条件は0.002n>0.15+0.00103nです。 整理すると0.00097n>0.15です。 n>0.15÷0.00097≒154.6となり、およそ155行以上です。 【選択肢別解説】 1:× 50行ではインタプリタ0.1秒、コンパイル方式約0.20秒で、インタプリタ方式の方が速いです。 2:× 75行ではインタプリタ0.15秒、コンパイル方式約0.23秒で、インタプリタ方式の方が速いです。 3:× 125行ではインタプリタ0.25秒、コンパイル方式約0.28秒で、まだインタプリタ方式の方が速いです。 4:○ 155行ではインタプリタ0.31秒、コンパイル方式約0.3097秒となり、コンパイル方式の方が短くなります。 【ポイント】 固定のオーバヘッドがある方式は、規模が大きくなるほど有利になります。 損益分岐点と同じ考え方で、二つの式が等しくなるnを求めます。まとめて解く
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