修了試験 2020-12-13実施分 基本情報技術者試験 問77
品質管理における検査特性曲線(OC曲線)は,通常,横軸にロットの不良率を,縦軸にはロットの合格率を目盛ったものである。 大きさNのロットから,大きさnのサンプルを抜き取り,このサンプル中に見いだされた不良個数が合格判定個数c以下のときはロットを合格とし,cを超えたときはロットを不合格とする。 Nとnを一定にしてcを0,1,2と変えたときの,OC曲線の変化の傾向を表す図はどれか。

正答2
解説
正解は2です。 OC曲線は、ロットの不良率(横軸)に対して、そのロットが合格になる確率(縦軸)を表した曲線です。 不良率0のロットは必ず合格するので、どの曲線も縦軸の最大値から始まり、不良率が上がるにつれて合格率は下がります。 合格判定個数cを大きくすると、許される不良個数が増えて合格しやすくなるので、同じ不良率でも合格率が高くなります。 つまり、cが大きいほど曲線は右上側に位置し、c=0、1、2の曲線は互いに交わりません。 【選択肢別解説】 1:× 選択肢1(図のア)は、3本の曲線が交わらずに並んでいますが、c=0の曲線が最も右上に、c=2の曲線が最も左下にあります。 cが大きいほど合格しにくいことになり、実際の傾向と逆です。 2:○ 選択肢2(図のイ)は、3本の曲線が交わらずに並び、c=2の曲線が最も右上に、c=0の曲線が最も左下にあります。 cを大きくするほど同じ不良率での合格率が高くなる傾向を正しく表しています。 3:× 選択肢3(図のウ)は、不良率の小さい範囲で曲線どうしが交差しており、その範囲ではc=0の合格率がc=2より高くなっています。 合格判定個数を増やして合格率が下がることはないので誤りです。 4:× 選択肢4(図のエ)も、不良率の小さい範囲で曲線どうしが交差しています。 さらに右下側ではc=0が最も外側にあり、cが小さいほど合格しやすいことになるので誤りです。 【ポイント】 抜取検査では、合格判定個数cを大きくすると検査が緩くなり、OC曲線は右上に移ります。 逆にサンプルの大きさnを大きくすると、良いロットと悪いロットの判別力が上がり、曲線の傾きは急になります。まとめて解く
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