修了試験 2024-12-08実施分 基本情報技術者試験 問4
関数f(x)は,引数も戻り値も実数型である。 この関数を使った,①~⑤から成る手続を考える。 手続の実行を開始してから②~⑤を十分に繰り返した後に,③で表示されるyの値に変化がなくなった。 このとき成立する関係式はどれか。 ① x ← a ② y ← f(x) ③ yの値を表示する。 ④ x ← y ⑤ ②に戻る。
正答4
解説
正解は4です。 手続は、xにaを入れたあと、y←f(x)とx←yを繰り返します。 yの値が変化しなくなった状態では、関数に入れた値と出てきた値が等しくなっています。 【計算】 k回目の繰返しで求めた値をy_kとすると、y_k=f(y_(k−1))です。 yの値が変化しなくなったとき、y_k=y_(k−1)=yとなります。 これを式に代入すると、y=f(y)が成り立ちます。 【選択肢別解説】 1:× f(a)=yが成り立つのは、最初の1回目に計算したyの値です。 その後xはyに置き換わるので、収束後のyとf(a)は一般には一致しません。 2:× f(y)=0は、方程式f(y)=0の解を求める手続きが収束したときの条件です。 この手続はyをそのままxに戻しているだけなので、0になる保証はありません。 3:× 初期値aは最初に一度使われるだけで、収束後の関係式には現れません。 f(y)=aが成り立つ根拠はありません。 4:○ 収束後は、x←yで入れた値yをf(x)に通しても同じyが得られます。 したがってf(y)=yが成り立ちます。 【ポイント】 x←f(x)を繰り返して値が変わらなくなる点を「不動点」といいます。 数値計算の反復法は、この不動点を求める考え方に基づいています。まとめて解く
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