修了試験 2025-07-27実施分 基本情報技術者試験 問4
通信回線を使用したデータ伝送システムにM/M/1の待ち行列モデルを適用すると,平均回線待ち時間,平均伝送時間,回線利用率の関係は,次の式で表すことができる。 平均回線待ち時間=平均伝送時間×回線利用率/(1-回線利用率) 回線利用率が0から徐々に増加していく場合,平均回線待ち時間が平均伝送時間よりも最初に長くなるのは,回線利用率が幾つを超えたときか。
正答2
解説
正解は2です。 M/M/1の待ち行列モデルでは、利用率が上がるほど待ち時間が急激に長くなります。 問題文の式で、平均回線待ち時間が平均伝送時間を上回る条件を求めます。 回線利用率をρ(ロー)と置いて考えます。 【計算】 平均回線待ち時間=平均伝送時間×ρ/(1-ρ)です。 平均回線待ち時間>平均伝送時間となる条件は、ρ/(1-ρ)>1です。 1-ρは正なので両辺に掛けると、ρ>1-ρです。 これを整理すると2ρ>1となり、ρ>0.5です。 ρ=0.5のとき、ρ/(1-ρ)=0.5÷0.5=1でちょうど等しくなります。 【選択肢別解説】 1:× 0.4は誤りです。 ρ=0.4では0.4÷0.6≒0.67なので、待ち時間は伝送時間の約0.67倍にとどまります。 2:○ 0.5は正しいです。 ρ=0.5で待ち時間と伝送時間が等しくなり、これを超えると待ち時間のほうが長くなります。 3:× 0.6は誤りです。 ρ=0.6では0.6÷0.4=1.5倍で既に長くなっており、「最初に長くなる」境目ではありません。 4:× 0.7は誤りです。 ρ=0.7では0.7÷0.3≒2.3倍で、境目の0.5をとうに超えています。 【ポイント】 M/M/1では、利用率0.5で待ち時間がサービス時間と等しくなります。 利用率が1に近づくと待ち時間は急激に増えるので、0.7〜0.8程度に抑えるのが一般的な目安です。まとめて解く
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