今年度のA社の販売実績と費用(固定費,変動費)を表に示す。
来年度,固定費が5%増加し,販売単価が5%低下すると予測されるとき,今年度と同じ営業利益を確保するためには,最低何台を販売する必要があるか。
表:販売台数|2,500台/販売単価|200千円/固定費|150,000千円/変動費|100千円/台
正答4
解説
正解は4です。
販売台数と利益の関係を、限界利益(販売単価-1台当たり変動費)を使って求める問題です。
営業利益=限界利益×販売台数-固定費で計算します。
【計算】
今年度の1台当たり限界利益は、200-100=100千円です。
今年度の営業利益は、100×2,500-150,000=100,000千円です。
来年度の固定費は、150,000×1.05=157,500千円です。
来年度の販売単価は、200×0.95=190千円です。
来年度の1台当たり限界利益は、190-100=90千円です。
同じ営業利益を確保するには、90×販売台数-157,500≧100,000が必要です。
販売台数≧257,500÷90=2,861.1…台です。
台数は整数なので、最低2,862台を販売する必要があります。
【選択肢別解説】
1:× 2,575台は、販売単価の低下を考えず、限界利益を100千円のまま計算した値です(257,500÷100)。
2:× 2,750台は、今年度の2,500台に固定費の5%と単価の5%を足した10%を上乗せしただけの値です(2,500×1.1)。
2,750台で計算すると、90×2,750-157,500=90,000千円となり、今年度の利益より10,000千円不足します。
3:× 2,778台は、固定費の増加を考えず、限界利益の総額250,000千円を90千円で割った値です。
固定費が7,500千円増える分が反映されていません。
4:○ 固定費157,500千円と目標利益100,000千円の合計を、限界利益90千円で割ると2,861.1台です。
端数を切り上げて2,862台です。
【ポイント】
必要販売台数=(固定費+目標利益)÷1台当たり限界利益です。
「最低何台」と問われたら、端数は切り上げます。