図のような構成と通信サービスのシステムにおいて,Webアプリケーションの脆弱性対策のためのWAFの設置場所として,最も適切な箇所はどこか。
ここで,WAFには通信を暗号化したり,復号したりする機能はないものとする。
正答3
解説
正解は3です。
図では、PCからインターネット、ファイアウォール、SSLアクセラレータ、Webサーバ、データベースサーバの順に接続されています。
aとbの区間はHTTPS(暗号化された通信)、cの区間はHTTP(暗号化されていない通信)、dの区間はデータベースアクセス用サービスの通信です。
WAF(Web Application Firewall)は通信の中身を検査して攻撃を見つけるので、暗号化が解かれたHTTPの区間に置く必要があります。
【選択肢別解説】
1:× aはインターネットとファイアウォールの間で、通信はHTTPSで暗号化されています。
WAFには復号機能がないので、ここでは通信内容を検査できません。
2:× bはファイアウォールとSSLアクセラレータの間で、通信はまだHTTPSのままです。
暗号化されているため、WAFは攻撃を検出できません。
3:○ cはSSLアクセラレータで復号された後の区間で、通信は平文のHTTPです。
WAFはここでHTTPリクエストの内容を検査し、Webアプリケーションへの攻撃を検出、遮断できます。
4:× dはWebサーバとデータベースサーバの間で、HTTPではなくデータベースアクセス用の通信です。
WAFはHTTP通信を検査する装置なので、ここではWebアプリケーションへの攻撃を防げません。
【ポイント】
SSLアクセラレータは、TLSの暗号化と復号の処理をWebサーバの代わりに行う装置です。
WAFを置く場所は「HTTPSが終端された後で、Webサーバの手前」と覚えましょう。