正答3
解説
正解は3です。
この問題は、リーダシップ論のうち、ハーシイとブランチャードが提唱したSL理論(Situational Leadership、状況対応型リーダシップ)の特徴を問うています。
【選択肢別解説】
1:× リーダ個人の性格、知性、外観などの資質に注目するのは、特性理論(資質論)の説明です。
優れたリーダに共通する個人的な特性を探る、初期のリーダシップ論です。
2:× 目標達成能力と集団維持能力の二つの次元に注目するのは、三隅二不二が提唱したPM理論の説明です。
P(Performance)は目標達成機能、M(Maintenance)は集団維持機能を表します。
3:○ リーダシップの有効性は、部下の成熟度(自律性)という状況要因によって変わるとするのがSL理論です。
部下の成熟度に応じて、指示型・説得型・参加型・委任型とスタイルを変えるべきだと考えます。
4:× リーダのパーソナリティと、リーダが統制力や影響力をどれだけ行使できるかという状況要因に注目するのは、フィードラーのコンティンジェンシー理論の説明です。
状況要因を重視する点はSL理論と似ていますが、部下の成熟度ではなくリーダの統制力に注目します。
【ポイント】
SL理論では、部下の成熟度が低いときは指示型、高まるにつれて説得型・参加型と移り、最も高いときは委任型が有効とされます。
「部下の成熟度」がSL理論、「リーダの統制力」がフィードラー理論と区別しましょう。