表から,卸売業A社と小売業B社の財務指標を比較したとき,卸売業A社について適切な記述はどれか。
表(単位 百万円)/|卸売業A社|小売業B社/売上高|800|1,000/営業利益|20|90/総資産|100|900
正答4
解説
正解は4です。
表の数値から、卸売業A社と小売業B社の財務指標を計算して比較します。
総資産回転率は売上高÷総資産で、資産をどれだけ効率よく売上に結び付けたかを表します。
総資産営業利益率は営業利益÷総資産、売上高営業利益率は営業利益÷売上高です。
【計算】
A社の総資産回転率は、800÷100=8.0回です。
B社の総資産回転率は、1,000÷900≒1.1回です。
A社の総資産営業利益率は、20÷100=20%です。
B社の総資産営業利益率は、90÷900=10%です。
A社の売上高営業利益率は、20÷800=2.5%です。
B社の売上高営業利益率は、90÷1,000=9%です。
【選択肢別解説】
1:× A社は売上高も総資産もB社より低い点は正しいものの、総資産回転率は8.0回でB社の約1.1回より高くなっています。
総資産回転率が低いという説明が誤りです。
2:× A社の総資産営業利益率は20%でB社より高いものの、売上高営業利益率は2.5%でB社の9%より低くなっています。
売上高営業利益率が高いという説明が誤りです。
3:× A社は営業利益も総資産もB社より低い点は正しいものの、総資産営業利益率は20%でB社の10%より高くなっています。
総資産営業利益率が低いという説明が誤りです。
4:○ A社の総資産回転率は8.0回でB社の約1.1回より高く、総資産営業利益率も20%でB社の10%より高くなっています。
【ポイント】
総資産営業利益率は、売上高営業利益率×総資産回転率に分解できます。
卸売業は利益率が低くても回転率が高く、小売業はその逆になりやすいという業種の特徴が、この表に表れています。