図のようにてこが釣り合っている場合、支点 C に作用する力の大きさはどれか。
ただし、てこに重さはないものとする。
W1:物体 A にかかる力(N)
W2:物体 B にかかる力(N)
d1 :物体 A から支点 C までの距離(m)
d2 :物体 B から支点 C までの距離(m)
正答1
解説
正解は1です。
図は、支点Cの左側(距離d1)に物体A(力W1)、右側(距離d2)に物体B(力W2)が下向きに力をかけて、てこが釣り合っている状態です。
てこが静止しているので、力の釣り合いと回転(モーメント)の釣り合いが両方成り立ちます。
【計算】
上下方向の力の釣り合いを考えます。
下向きの力はW1とW2で、上向きの力は支点Cがてこを支える力Fだけです。
上向きの力と下向きの力の合計が等しいので、F = W1 + W2です。
なお、回転の釣り合いからはW1 × d1 = W2 × d2が成り立ちますが、これはW1とW2の比を決める式で、支点の力を求める式ではありません。
【選択肢別解説】
1:○ 支点Cには、物体AとBにかかる下向きの力の合計と等しい大きさの力が作用します。
W1 + W2は正しいです。
2:× d2 × W2 ÷ d1は、モーメントの釣り合いから求めたW1の大きさです。
支点に作用する力ではありません。
3:× d1 × W1 ÷ d2は、モーメントの釣り合いから求めたW2の大きさです。
支点に作用する力ではありません。
4:× d1 × W1 + d2 × W2は、力と距離の積(モーメント)の和です。
単位はN・mで、力の大きさではありません。
5:× d1 × W2 + d2 × W1も、力と距離をかけた量で単位はN・mです。
力の大きさを表す式ではありません。
【ポイント】
静止した物体では、力の釣り合いとモーメントの釣り合いが同時に成り立ちます。
支点の反力は「下向きの力の合計」で、距離には関係しません。