正答1
解説
正解は1です。
認知療法(Beckが提唱)は、出来事の受け止め方(認知)が気分や行動に影響するという考えに基づく精神療法です。
うつ病や不安障害などに用いられます。
【選択肢別解説】
1:○ 認知療法は、極端な一般化や白黒思考などの認知の歪みに気づかせ、より現実的な考え方ができるように働きかけます。
2:× 認知療法は、記憶や注意などの認知機能を改善する治療ではありません。
認知機能の改善を目的とするのは、認知リハビリテーションです。
3:× 認知療法は、現在の問題と考え方に焦点を当てる治療です。
幼少期のこころの問題を主な対象とするのは、精神分析療法です。
4:× 自動思考は、ある場面で瞬間的に浮かぶ考えで、注意を向ければ本人が気づくことができます。
認知療法では、思考記録表などで自動思考を同定することから始めます。
5:× 認知療法は、悲観的な考えを楽観的な考えに置き換えるものではありません。
根拠を検討して、偏りのない現実的な考え方を見つけることを目指します。
【ポイント】
認知療法では、状況・自動思考・気分・行動の関係を整理し、自動思考の根拠と反証を検討します。
精神分析は過去と無意識、認知療法は現在と意識できる思考を扱うと対比します。