65 歳の男性。
右片麻痺。
病棟では、ベッドから車椅子への移乗は介助者に腰を軽く引き上げてもらい、車椅子からベッドへの移乗は介助者に腰を持ち上げて回してもらう。
移乗動作の FIM の点数はどれか。
正答4
解説
正解は4です。
FIM の「移乗(ベッド・椅子・車椅子)」は、ベッドから車椅子と、車椅子からベッドの両方向を評価します。
両方向で介助量が違うときは、低い(介助量の多い)ほうの点数をつけます。
【選択肢別解説】
1:× 5点は監視・準備で、患者に触れる介助は必要ありません。
本症例は両方向とも身体的な介助を受けています。
2:× 4点は最小介助で、患者自身が75%以上を行う段階です。
ベッドから車椅子への移乗(腰を軽く引き上げてもらう)は4点に当たりますが、もう一方の方向の点数が低くなります。
3:× 3点は中等度介助で、患者自身が50%以上75%未満を行う段階です。
4:○ 車椅子からベッドへの移乗は、腰を持ち上げて回してもらう介助が必要です。
患者自身が行うのは25%以上50%未満と考えられ、2点(最大介助)に当たります。
低いほうの点数をとるので、移乗の点数は2点です。
5:× 1点は全介助で、患者自身が行うのは25%未満です。
本症例は腰を持ち上げてもらえば自分でも動作に参加できています。
【ポイント】
FIM は「しているADL」を評価し、日によって、または方向によって差があるときは低いほうを採用します。