正答2
解説
正解は2です。
図の熱傷範囲は、前頸部、右上肢全体、前胸部から腹部の右側、右鼠径部に及んでいます。
熱傷後は、瘢痕が縮む方向、つまり楽な屈曲・内転位で拘縮を生じやすくなります。
受傷早期から、熱傷部位の皮膚が伸ばされる肢位(良肢位)に保持します。
【選択肢別解説】
1:× 前頸部の熱傷では頸部屈曲拘縮が起こりやすいため、頸部は軽度伸展位に保持します。
中間位では不十分です。
2:○ 腋窩を含む肩周囲の熱傷では、肩関節内転拘縮を防ぐため、外転位(90°前後)に保持します。
3:× 前腕の熱傷では回内拘縮を防ぐため、回外位に保持します。
4:× 前胸部・腹部の熱傷では体幹屈曲拘縮が起こりやすいため、体幹は伸展位に保持します。
5:× 鼠径部の熱傷では股関節屈曲拘縮が起こりやすいため、股関節は伸展位(0°)に保持します。
【ポイント】
熱傷の良肢位は「拘縮の方向と反対」が原則です。
頸部伸展、肩外転、肘伸展、前腕回外、股伸展・軽度外転、膝伸展、足関節背屈が代表です。