正解を2つ選んでください。
正答1・3
解説
正解は1と3です。
膝前十字靱帯は、脛骨が大腿骨に対して前方へずれることと、回旋方向の不安定性を防ぐ靱帯です。
その断裂は、脛骨の前方移動や回旋不安定性を誘発する検査で評価します。
【選択肢別解説】
1:○ 前方引き出しテストは、膝90°屈曲位で脛骨を前方へ引き、前方移動量の増加をみる検査です。
前十字靱帯断裂で陽性になります。
2:× Barlow テストは乳児の股関節を内転・後方へ押し、脱臼するかをみる検査です。
発育性股関節形成不全の評価に用います。
3:○ N-テストは、膝に外反と下腿の内旋を加えながら伸展させ、脛骨の亜脱臼を誘発する検査です。
pivot shift テストと同様に、前十字靱帯断裂による回旋不安定性を評価します。
4:× Ortolani テストは、脱臼した乳児の股関節を外転させて整復音(クリック)を確かめる検査です。
発育性股関節形成不全の評価に用います。
5:× Patrick テストは、股関節を屈曲・外転・外旋して痛みを誘発し、股関節や仙腸関節の病変をみる検査です。
【ポイント】
前十字靱帯の検査は、前方引き出し・Lachman・N-テスト(pivot shift)の3つが定番です。
後十字靱帯は後方引き出しテストや sagging 徴候で評価します。