正答2
解説
正解は2です。
アキレス腱周囲炎は、ランニングなどの繰り返しの負荷で、アキレス腱を包む組織(パラテノン)に炎症が起こる障害です。
【選択肢別解説】
1:× 若年者に限らず、スポーツを続ける中高年のランナーにも多くみられます。
10〜20代に特に多い障害ではありません。
2:○ 踵を補高する足底板を使うと、足関節が軽く底屈位になります。
その結果、アキレス腱にかかる張力が減り、症状が和らぎます。
3:× Thompson テストは、下腿三頭筋をつまんで足関節が底屈しなければ陽性とする検査です。
アキレス腱断裂でみられる所見で、腱周囲炎では陰性です。
4:× 痛みは踵骨の付着部より少し近位の、アキレス腱の中央部に出ることが多いです。
下腿の近位ではなく、遠位の踵寄りに生じます。
5:× 過労性骨膜炎はシンスプリントともいい、脛骨内側の骨膜の炎症です。
アキレス腱周囲炎の原因ではありません。
【ポイント】
アキレス腱周囲炎の保存療法は、運動量の調整、下腿三頭筋のストレッチ、踵の補高が柱です。
Thompson テストは断裂の検査として区別しておきます。