6歳の男児。
1か月前から左足部痛を訴えた。
エックス線写真(別冊No. 1)を別に示す。
最も考えられるのはどれか。
正答5
解説
正解は5です。
6歳男児の足部痛で、足部正面像から小児の骨端症を見分ける問題です。
画像では、距骨と楔状骨の間にある舟状骨が小さく扁平です。
舟状骨は硬化して分節化しており、ほかの足根骨や中足骨の形は保たれています。
【選択肢別解説】
1:× Sever病は踵骨骨端症で、10歳前後の男児に多く踵の痛みを訴えます。
本例は踵骨ではなく、舟状骨に異常があります。
2:× 舟状骨骨折は外傷によるもので、明らかな骨折線がみられます。
本例は外傷歴がなく、骨折線ではなく扁平化と硬化がみられます。
3:× Freiberg病は第2中足骨頭に多い骨端症で、思春期の女子に好発します。
本例の中足骨頭に変形はありません。
4:× 足根骨癒合症は、踵骨と舟状骨などの足根骨どうしが骨性・線維性に癒合した状態です。
主に思春期に症状が出ます。
画像で足根骨どうしの癒合は確認できません。
5:○ 第1Köhler病は、足の舟状骨に起こる骨端症(阻血性壊死)です。
3〜7歳の男児に多く、舟状骨の扁平化・硬化・分節化が特徴です。
本例の年齢・性別・画像所見に一致します。
【ポイント】
第1Köhler病は舟状骨、第2Köhler病(Freiberg病)は第2中足骨頭です。
いずれも保存療法で自然に修復されることが多い骨端症です。