正答5
解説
正解は5です。
加齢に伴う生理的変化を、各臓器・器官ごとに正しく理解しているかを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 胸腺は思春期に最大となり、その後は加齢とともに萎縮して脂肪組織に置き換わります。
加齢で肥大することはありません。
2:× 加齢では速筋線維(タイプⅡ線維)が優位に萎縮します。
そのため筋の収縮速度は速くなるのではなく、遅くなります。
3:× 加齢により瞳孔の調節や網膜の働きが低下し、明るさへの順応に時間がかかるようになります。
明順応・暗順応とも、所要時間は延長します。
4:× 加齢による筋量の減少は、上肢より下肢で顕著です。
特に大腿四頭筋など抗重力筋の減少が目立ちます。
5:○ 加齢性難聴(老人性難聴)は、内耳の有毛細胞の障害による感音難聴です。
高音域から聴力が低下するため、低音域より高音域が聞こえにくくなります。
【ポイント】
加齢では、速筋線維の萎縮・下肢優位の筋量減少・高音域からの難聴が代表的な変化です。
高齢者に話しかけるときは、低めの声でゆっくり話すと伝わりやすくなります。