正答5
解説
正解は5です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(目的として適切でないもの)です。
斜面台(ティルトテーブル)は、起立が難しい患者を段階的に立位へ慣らす機器です。
下肢への荷重と抗重力位の刺激が得られることが特徴です。
【選択肢別解説】
1:× 斜面台で立位をとると、体重で足関節が背屈され下腿三頭筋が持続的に伸張されます。
内反尖足の予防は、斜面台を用いる目的として適切です。
2:× 足底からの荷重刺激と抗重力位の経験により、立位感覚を向上させることができます。
立位感覚の向上は適切な目的です。
3:× 起立位をとると、脳幹網様体への刺激が増えて覚醒レベルが上がります。
意識障害の残る患者の覚醒を促す目的で用いられます。
4:× 抗重力位での姿勢保持により、体幹の筋が働きます。
体幹筋筋力の維持は適切な目的です。
5:○ 斜面台上の立位では膝関節は伸展位に保たれ、膝伸展筋は伸張されません。
むしろ荷重により下肢の伸展パターンが強まりやすく、膝伸展筋の痙縮抑制は目的になりません。
【ポイント】
斜面台の主な目的は、起立性低血圧への慣れ・覚醒向上・荷重による骨萎縮予防・尖足予防です。
痙縮の抑制で用いられるのは、主に下腿三頭筋への持続伸張です。