正答1
解説
正解は1です。
血液透析を受けている慢性腎臓病(CKD)患者の生活指導を問う問題です。
透析患者では、水分・塩分・カリウム・リンの管理と、体力を保つための運動が重要です。
【選択肢別解説】
1:○ 透析患者は活動量が少なく、体力の低下や心血管疾患が問題になります。
適度な有酸素運動は、運動耐容能や生活の質の改善に役立つとされます。
2:× 透析患者でも、蛋白質は体重あたりの適正量に調整します。
過剰に摂るとリンやカリウム、尿素などの老廃物が増えるため、無制限に摂ってよいわけではありません。
3:× 腎臓からカリウムを排泄できないため、高カリウム血症を起こしやすくなります。
高カリウム血症は致死的な不整脈の原因になるため、カリウムの摂取は制限します。
4:× ナトリウム(食塩)を摂りすぎると口渇が増して水分を摂りすぎ、透析間の体重増加や高血圧を招きます。
食塩の摂取は制限します。
5:× シャント側の腕は、圧迫や重い荷物の保持、血圧測定を避けます。
一方で、手を握る運動はシャントの血流を保つために勧められており、禁忌ではありません。
【ポイント】
透析患者の食事は、塩分・水分・カリウム・リンの制限と、適正なエネルギー・蛋白質の確保が基本です。
運動療法は、透析中や非透析日に安全を確認しながら行います。