正答3
解説
正解は3です。
良性腫瘍と悪性腫瘍を、発育の仕方と細胞の形態から区別する問題です。
悪性腫瘍は増殖が速く、正常な細胞からかけ離れた形(異型性)を示します。
【選択肢別解説】
1:× 悪性腫瘍は増殖が速く、血管の供給が追いつかないため出血や壊死を起こしやすいです。
出血壊死は少ないのではなく、多くみられます。
2:× 悪性腫瘍の細胞は、もとの組織の細胞に似ていない未熟な形をしています。
分化度は高いのではなく、低いのが特徴です。
3:○ 悪性腫瘍の細胞は分裂が盛んで、核内のDNAとクロマチンが増加します。
核が濃く染まる(核の濃染)ことは、悪性を示す細胞の所見の一つです。
4:× 膨張性発育は、周囲を押し広げるように大きくなる良性腫瘍の特徴です。
悪性腫瘍は周囲の組織に入り込む浸潤性発育を示します。
5:× 悪性腫瘍の細胞は核が大きく、細胞質に対する核の割合(N/C比)が大きくなります。
核の占める割合が小さいのは、良性腫瘍や正常細胞の特徴です。
【ポイント】
悪性腫瘍は「浸潤性発育・転移・再発・分化度低い・N/C比高い・核の濃染」が特徴です。
良性腫瘍は被膜をもち、膨張性に発育して転移しません。