正答4
解説
正解は4です。
血液や尿の検査値は、それぞれの物質が体内で入れ替わる速さによって、いつごろの状態を表すかが異なります。
半減期が長い物質ほど、過去の状態を反映します。
【選択肢別解説】
1:× AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)は、肝臓や筋の細胞が壊れると血中に出てくる酵素です。
半減期が短く、検査時点の細胞障害を反映します。
2:× 単球は白血球の一種で、炎症などに応じて短期間で数が変動します。
1週以上前の状態を反映する指標ではありません。
3:× 血糖は食事や運動で刻々と変動し、測定した時点の値を示します。
過去の血糖の状態はHbA1c(ヘモグロビンA1c)などで評価します。
4:○ 血清アルブミンは半減期が約3週間と長いタンパク質です。
そのため検査値は1週以上前からの栄養状態を反映します。
5:× 尿中クレアチニンは、主に1日の尿で測定し、その日の筋肉量や腎機能を反映します。
1週以上前の状態を示す指標ではありません。
【ポイント】
血清アルブミンは半減期が長く、比較的長期の栄養状態の指標です。
短期間の栄養状態をみるには、半減期の短いプレアルブミン(トランスサイレチン)などを用います。