正答2
解説
正解は2です。
糖尿病の運動療法は血糖コントロールに有効ですが、合併症の状態によっては運動を控える必要があります。
【選択肢別解説】
1:× 高血圧症は、運動中の血圧上昇に注意が必要です。
しかし適度な有酸素運動は血圧を下げる効果もあり、禁忌ではありません。
2:○ 増殖性網膜症では、もろい新生血管が網膜にできています。
運動による血圧上昇で眼底出血や硝子体出血を起こし、失明につながるおそれがあるため、運動療法は禁忌です。
3:× 閉塞性動脈硬化症では、間欠性跛行に対して歩行運動がむしろ推奨されます。
足の傷の有無などに注意しながら運動を行います。
4:× ポリニューロパチーでは、足の感覚が鈍くなるため足の傷に注意が必要です。
適切な靴を選び、負荷の少ない運動を選べば運動療法は可能です。
5:× ペースメーカー植込み後でも、設定された心拍数の範囲内で運動療法は可能です。
植込み部位の上肢の過度な運動に注意すれば、禁忌ではありません。
【ポイント】
糖尿病の運動療法を控えるのは、増殖性網膜症、腎不全、重い心疾患、血糖コントロールが極めて悪い場合などです。
網膜症では、血圧を急上昇させる強い運動や頭を下げる姿勢を避けます。