正答3
解説
正解は3です。
心筋梗塞では、胸痛に加えて左肩や左腕、顎などに痛みが出ることがあります。
これは心臓とは離れた体表の部位に感じる痛みです。
【選択肢別解説】
1:× 深部痛は、筋・腱・関節・骨膜などの深部組織から生じる痛みです。
心臓からの痛みが離れた腕に感じられる現象の説明にはなりません。
2:× 表在痛は、皮膚や粘膜が直接刺激されて生じる痛みです。
左腕の皮膚には刺激が加わっていないので、表在痛ではありません。
3:○ 関連痛は、内臓からの痛みの信号と体表からの信号が脊髄の同じ高さに入ることで生じます。
脳がそれを体表の痛みと誤って認識するため、心臓の痛みが左腕に感じられます。
4:× 内臓痛は、内臓そのものから生じる、場所のはっきりしない鈍い痛みです。
心筋梗塞の胸の重苦しさは内臓痛ですが、左腕の痛みは関連痛です。
5:× 神経障害性疼痛は、末梢神経や中枢神経そのものが損傷されて生じる痛みです。
心筋梗塞で神経が傷ついて左腕が痛むわけではありません。
【ポイント】
関連痛の例として、心筋梗塞の左腕・左肩の痛み、胆嚢炎の右肩の痛み、虫垂炎初期の心窩部痛などがあります。
内臓と体表の感覚神経が同じ脊髄の高さに入ることが関連痛の原因です。