正答4
解説
正解は4です。
Daniels らの徒手筋力テスト(MMT:Manual Muscle Testing)の基本的な実施方法を問う問題です。
段階は0〜5の6段階で、まず抗重力位で段階3を確認し、その結果で上下の段階を調べます。
【選択肢別解説】
1:× 検査は段階5からではなく段階3から始めます。
抗重力位で全可動域を動かせるかを確かめ、可能なら段階4・5、不可能なら段階2以下を調べます。
2:× 徒手抵抗は近位部ではなく、検査する関節をまたぐ体節の遠位部に加えます。
遠位で抵抗をかけると、てこが長くなり筋力差を判別しやすくなります。
3:× MMTは繰り返しによる持久力ではなく、1回の運動で発揮できる筋力を段階づける検査です。
筋持久力は反復回数や持続時間で別に評価します。
4:○ 段階2は、重力の影響を最小限にした肢位で全可動域を動かせる段階です。
多くの筋では水平面上の運動として検査します。
5:× ブレークテストは、検査肢位を保持させ、検者の抵抗に抗して保持できるかで段階を決める方法です。
抵抗を急に加えず徐々に強めること自体は手技の原則と矛盾しません。
ただし公式正答では4のみが正解とされており、この肢は誤りとして扱われています。
【ポイント】
段階3(抗重力で全可動域)が判定の分岐点です。
抵抗は遠位部、段階2以下は重力を除いた肢位、という2点が頻出です。