正答2
解説
正解は2です。
CRPS(複合性局所疼痛症候群:Complex Regional Pain Syndrome)の臨床所見を問う問題です。
この問題は合致しないものを選ぶので、○ が答え(合致しない所見)です。
CRPS では、外傷のあと、損傷の程度に見合わない強い痛みと、浮腫・皮膚温・発汗などの自律神経系の変化が生じます。
【選択肢別解説】
1:× 浮腫は CRPS の代表的な所見で、患肢がむくみます。
合致するので答えではありません。
2:○ CRPS では痛覚鈍麻ではなく、痛覚過敏が生じます。
軽い痛み刺激でも強い痛みを感じるので、痛覚鈍麻は合致しません。
3:× 発汗の増加や減少といった発汗異常は、自律神経の障害としてみられます。
合致する所見です。
4:× アロディニア(異痛症)は、触れる程度の痛みでない刺激で痛みを感じる状態です。
CRPS の典型所見です。
5:× 皮膚温が上がったり下がったりする変化は、血管運動の異常による所見です。
合致する所見です。
【ポイント】
CRPS の所見は、感覚(痛覚過敏・アロディニア)、血管運動(皮膚温・皮膚色)、発汗と浮腫、運動と栄養(拘縮・皮膚萎縮)の4群で整理します。