義肢の写真(別冊No. 2)を別に示す。
使われている部品はどれか。
正答1
解説
正解は1です。
写真は大腿義足で、ソケット・膝継手・パイロン・足部から構成されています。
ソケットの前内側には円形のバルブがあり、上面からはソケットの底が閉じた全面接触型であることがわかります。
バルブで空気を抜き、断端とソケット内の陰圧で義足を懸垂するのが吸着式ソケットです。
【選択肢別解説】
1:○ ソケットにバルブ(弁)が付いており、陰圧で懸垂する吸着式ソケットの特徴を備えています。
懸垂用のベルトなどがないことも、吸着式であることを支持します。
2:× ターンテーブルは膝継手の近位に付け、下腿部を回旋させてあぐらなどを可能にする部品です。
写真の膝継手の上下に回転盤の構造はみられません。
3:× 多節リンク膝は複数のリンクを組み合わせた膝継手です。
膝継手部側面の写真には複数のリンクがなく、単軸の継手にみえます。
4:× トルク吸収装置はパイロンに組み込み、下腿の回旋方向のねじれを吸収する部品です。
写真のパイロン部にはそのような装置はみられません。
5:× ドリンガー足部は作業用義足に使われる足部で、足指をもたない頑丈な形をしています。
写真の足部は足指まで形づくられた常用義足の外観をもつ足部です。
【ポイント】
吸着式ソケットは「バルブ付き・懸垂補助なし」、差し込み式ソケットは「ベルトなどで懸垂」と区別します。
写真問題では、ソケットのバルブや膝継手のリンク数など、外観で確認できる部品に注目します。