正答2
解説
正解は2です。
Danielsらの徒手筋力テスト(MMT)で肩関節屈曲の段階3では、座位で前腕を回内位にして腕を前方挙上させます。
図では対象者の上腕に外側へ回すような矢印があり、上腕を外旋させながら挙上しています。
肩関節外旋位で肩を屈曲すると、上腕二頭筋の長頭が肩屈曲に参加しやすくなります。
【選択肢別解説】
1:× 回外筋は前腕を回外させる筋で、肩関節をまたぎません。
肩関節屈曲の代償動作を生む筋ではありません。
2:○ 上腕二頭筋の長頭は肩甲骨の関節上結節から起こり、肩関節の前面を通ります。
肩を外旋すると長頭の走行が屈曲方向に向き、肩関節屈曲を助けるため、外旋を伴う代償動作になります。
3:× 前鋸筋は肩甲骨を外転・上方回旋させる筋です。
上腕を外旋させる代償動作を生むことはありません。
4:× 肩甲下筋は肩関節を内旋させる筋です。
図の代償は外旋を伴うもので、内旋筋の働きとは逆です。
5:× 広背筋は肩関節を伸展・内転・内旋させる筋です。
肩関節屈曲を助ける作用はなく、代償筋にはなりません。
【ポイント】
肩関節屈曲のMMTでは「肩外旋位での挙上は上腕二頭筋による代償」と覚えます。
同様に肩関節外転では、外旋位での挙上も上腕二頭筋長頭の代償として注意します。