正答3
解説
正解は3です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
重症筋無力症のクリーゼは、呼吸筋や球麻痺症状が急に悪化し、人工呼吸が必要になるほどの呼吸不全に陥る状態です。
【選択肢別解説】
1:× 記述は正しいです。
球筋の筋力低下により嚥下障害が起こり、誤嚥や窒息の危険が高まります。
2:× 記述は正しいです。
呼吸筋や声門の閉鎖に関わる筋が弱くなるため、咳で痰を出す力が低下します。
3:○ 記述は誤りです。
クリーゼでは呼吸筋の筋力低下で肺が十分にふくらまないため、閉塞性ではなく拘束性換気障害をきたします。
4:× 記述は正しいとされます。
クリーゼは重症筋無力症の経過中に一定の割合で起こり、まれな合併症ではありません。
5:× 記述は正しいです。
感染症や手術、ステロイドの急な減量や中止、一部の薬剤などがクリーゼの誘因になります。
【ポイント】
クリーゼには、病状の悪化による筋無力性クリーゼと、抗コリンエステラーゼ薬の過量によるコリン作動性クリーゼがあります。
肺活量の低下を経時的に測ることが、呼吸不全の早期発見に役立ちます。