正答5
解説
正解は5です。
気道・肺・胸膜の解剖を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 細気管支には軟骨がありません。
気管と気管支には軟骨がありますが、直径が約1mm以下の細気管支になると軟骨が消え、平滑筋が主体になります。
2:× 胸膜腔は臓側胸膜と壁側胸膜の間のわずかな隙間で、吸気時にも拡大しません。
吸気時には胸膜腔の圧がより陰圧になり、肺がふくらみます。
3:× 肺の栄養血管は肺動脈ではなく気管支動脈です。
肺動脈はガス交換のための静脈血を運ぶ機能血管です。
4:× 肺尖は鎖骨と同じ高さではなく、鎖骨の上方2〜3cmまで突き出しています。
5:○ 右主気管支は左主気管支よりも短く、太く、急な角度で分岐しています。
このため誤嚥した異物は右主気管支に入りやすくなります。
【ポイント】
右主気管支は「短い・太い・垂直に近い」と覚え、誤嚥性肺炎が右下葉に多い理由と結びつけます。
肺には肺動脈(機能血管)と気管支動脈(栄養血管)の2種類の動脈があります。