正答3
解説
正解は3です。
左片麻痺の患者が車椅子からベッドへ移乗する際は、健側(右側)へ向かって立ち上がり、方向転換する方法が基本です。
安全に立ち上がれるよう、事前の準備と介助者の位置が重要です。
【選択肢別解説】
1:× 装具を外すと麻痺側下肢で体重を支えにくくなり、膝折れや転倒の危険が高まります。
移乗の際も装具は装着したまま行います。
2:× 車椅子の後方からでは、患者の立ち上がりや前方への転倒を支えられません。
前方や麻痺側の前方から介助するのが基本です。
3:○ 殿部を前方へ移動させておくと、足を引いて重心を足部の上に移しやすくなります。
立ち上がりが容易になるため、適切な準備です。
4:× 車椅子をベッドと平行に置くと、方向転換の角度が大きくなります。
健側にベッドがくるよう、ベッドに対して20〜30度程度の角度で置きます。
5:× ベッドが車椅子の座面より高いと、立ち上がり後の方向転換や着座が難しくなります。
ベッドは座面と同じか、やや低い高さにします。
【ポイント】
片麻痺患者の移乗は「健側にベッド、車椅子は斜めに配置、ブレーキとフットレストを確認、殿部を前方へ」が基本です。
介助者は麻痺側の膝折れに備えて前方から支えます。