正答2
解説
正解は2です。
厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類(8段階)で、ステージ5は歩行ができなくなり、四つ這いが可能な段階です。
歩行を失うと車椅子での生活となり、脊柱変形(側弯)が急速に進行しやすくなります。
【選択肢別解説】
1:× 座位保持はステージ7まで可能で、ステージ5では自力で座位を保てます。
この時期に優先度の高い練習ではありません。
2:○ 歩行を失うと座位中心の生活となり、脊柱の側弯や後弯が進みやすくなります。
体幹装具で脊柱変形の進行を抑え、座位姿勢と呼吸機能を保つことが優先されます。
3:× 徒手での咳嗽介助は、呼吸筋力が低下して痰を出せなくなった段階で必要になります。
ステージ5では優先度は高くありません。
4:× 筋ジストロフィーでは、高負荷の筋力増強運動は筋線維の損傷(過用性筋力低下)を招くおそれがあります。
漸増抵抗運動は行いません。
5:× 椅子からの立ち上がりはステージ3までの能力で、ステージ5ではすでに困難です。
この時期の練習目標としては不適切です。
【ポイント】
機能障害度分類は、1・2が階段昇降、3が椅子からの起立、4が歩行、5が四つ這い、6がずり這い、7が座位保持、8が座位保持不能の段階です。
歩行を失う時期は、側弯予防と車椅子座位の適合が理学療法の重点になります。